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Doer(一日一食でミニマリストで原始仏教徒)

Knowing is not enough; we must apply. Willing is not enough; we must do.

これから小屋暮らしを目指す方へ

B.5ライフ

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空気読んでる場合じゃねぇ

これまで、単に自分が心配しすぎなだけの杞憂であり、わざわざ言う必要もないかと思っていましたが、つい先日、小屋暮らし界隈にてちょっとした潮流の変化があり、この機会にやはり書いておくことにしました。

 

一時的な衝動やノリだけで小屋暮らしなど始めてはいけません。

 

もちろん『一時的な仮住まいとして小屋に暮らすだけ』とか『遊びや趣味の延長なので、本住まいは別にある』ならば何も言うことはありませんが、この場合は自分と同じ『生活のために真剣に小屋暮らししたい』という方のことです。

それらの情熱は、小屋暮らし参入という高いハードルを乗り越えるための貴重な原動力ではありますが、かと言ってそれだけではダメなんです。

今後も長きに渡り、その小屋に定住するつもりならば、留意せねばならない点がいくつもあります。

収入の確保

本の印税が入ってくるとか、一生分の貯金があるとか、投資やネットビジネスで稼げるとか、そういう恵まれた環境にあるならば良いですが、そんなものはない凡人の場合、『普通に雇われて働くこと』が最も現実的な選択肢となります。

悪いことは言いませんから、最低限仕事探しには困らない土地にしといた方がいいですよ。

まぁ働き口さえ確保できるなら別にド田舎でも構わんのですが、一般に歳を取れば取るほど再就職は難しくなってきますから、その辺が不安な人は働き口の多い都市部にアクセスできる土地を選んどいた方が無難です。

またイケダハヤトなんかは『田舎に仕事がないはウソ』とか言ってますが、あれはおそらくビジネスを自分で作り出せる人間の視点ではないでしょうか? それに少なくとも『都市よりも田舎の方が仕事がある』ということはないと思いますし。

そして話が逸れましたが、後は通勤することも考えて、できるだけ駅近な方が望ましいです。

これらの条件を満たそうとすると、必然的に土地代100万円ぐらいは突破してしまいますが、目先の金より将来性です。一生の買い物だと思って、できるだけ良い条件の土地が買えるよう、必死こいて限界まで金を貯めておきましょう。今は苦しくても、歳を取ってから後悔するよりはるかにマシです。

下手に安い土地を買ってしまうと、『結局住み心地が悪くて放棄する』なんて羽目になりかねませんから。

小屋の設備投資

また長く暮らすつもりなら、多少金がかかっても必要な設備はケチらない方がいいです。

例えば『断熱材』『冷暖房』

そりゃあ坂口恭平のようなベニヤ板だけのモバイルハウスでも暮らせますし、実際ホームレスはその程度の家で暮らしてるんでしょうよ。

しかし、それがスタンダードだと思わない方がいい。

『夏は蒸し風呂』『冬は極寒』じゃ、普通の人はそのうち嫌気が差しますって。その手の極限じみたことは、せいぜい数年持てば良い方であって、ホームレスのようにやむを得ずそうしてる場合を除いては、到底お勧めできません。

中にはそれでずっと暮らせる人もいるでしょうが、あくまで『選ばれし者向け』ということです。

金があるなら、断熱材ぐらいはちゃんと入れて、エアコン設置ぐらいはやっときましょう。最初にキッチリ投資しておけば、その分後が楽になりますよ。

『若いうちは良くても、果たして身体機能の衰えたジジババになってもその小屋で暮らせるのか?』、それを念頭にプランを練るということです。

人間関係の維持

別にリア充になれと言ってるわけではありませんが、最低限『近所の人間関係』ぐらいは、彼らの心象を損ねない程度に気を払うべきです。

具体的には『土地を買ったときにお隣さんに菓子折りを持参する』とか『出会ったらちゃんと挨拶する』とか『迷惑行為を行わない』とか、その程度のごくごく当たり前のことです。

だって近所の厄介者扱いされて老後を迎えるなんて嫌でしょ?

いくら実害がなかろうとも、精神衛生上よろしくありません。ストレスが溜まります。その手の面倒な付き合いも、『一種の税金』ぐらいに思って割り切った方がいいです。

それも嫌だと言うなら、それこそまさに『人っ子一人いない都市計画区域外の山奥の土地』でも買うしかないでしょうね。収入さえ確保できるならどこを選ぼうと構いません。(自分は交通アクセスの不便さと、将来の働き口が不安なので嫌ですが)

それに雇われて働くことを前提とするなら、いくら山奥の土地を選ぼうとも、どうせいつかは集団の中で仕事をして人間関係を維持しなきゃならない日が来るんですから、普段からの近所の人間関係ぐらい、避けてどうするんだって気もしますね。ラスボスからは逃げられませんよ。

そういうあんたはどうなのかって?

自分は最初の最初から、それこそ土地を選ぶ段階から老後のことを意識して、真剣(ガチ)に小屋暮らしを準備してきてます。

だからわざわざ、120万なんて大金を払ってまで、東京にアクセスできる駅近徒歩10分の土地なんて買ってるわけですし、電柱が近くて上下水完備のところに小屋を建ててるわけです。(あえて井戸使ってますが)

もちろん、全てが自分の思惑通りに行くかは不明ですし、歳を取ってから何かしらの壁にぶち当たるのかもしれません。

しかし少なくとも、現状思いつく限りのリスクについては、知恵を総動員して何とか対処してるつもりです。

だってこちとら、たかが数年しか持続しない小屋暮らしなんて興味はないんですよ。

自分にとっての小屋暮らしは、あくまで家賃を節約するための一ライフハックですから、最低でも元を取るため10年以上は暮らしたい。小屋暮らしは『目的』ではなく『手段』です。

……まぁ、自分はまだ小屋暮らしを始めてすらいませんし、こんな大口を叩ける身分でないのは分かってます。それにこんなことを言ってしまうと、もし数年でやめてしまったときにいい嘲笑の的ですからね。しかし間違ったことは言っていないはず。

数年で終わる小屋暮らしなんて、かかった費用や手間を考えると、最初から賃貸で暮らしてた方がはるかにマシです。

「小屋暮らしに失敗しても、その経験を次に生かせばいいさ」という考え方もありますが、今いる土地を処分して新たな土地を買うというのは、非常に面倒かつ無視できない金銭のロスが発生します。

どうせなら一発目で成功するに越したことはありません。

生活のために真剣に小屋暮らしを検討されている方は、くれぐれも慎重に慎重を期して事に臨むようにしましょう。

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