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Doer(一日一食でミニマリストで原始仏教徒)

Knowing is not enough; we must apply. Willing is not enough; we must do.

【B.5ライフ】モバイルハウス編 Part7

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壁に合板を張るべきか否か

まず結論から述べると、合板は張らないことにした。

だが決断に至ったのはつい最近のことであり、それまでずっと迷っていた。

迷っていた理由

  1. 台風に耐えられないかもしれない
  2. カネライトフォームむき出しでは塗料が塗れない

1については文章の通り。合板を張って強度を出さないと、強風が吹いた折にカネライトがへし折れるのではないか? という危惧があった。

次に2については、この写真を見ていただきたい。

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実は一部のカネライトだけ、実験的に水性塗料を塗ってみたことがある。

だが全然塗れない。

写真だと綺麗に塗れているように見えるが、実際はそうでもなく、カネライトのピンク色が透けて見える有様。

しかも厄介なことに、直接カネライトに塗ってしまうと、カタログスペックよりはるかに少ない面積しか塗れないのだ。

具体的には、塗料1缶で12㎡は塗れるはずなのに、カネライト直塗りだと4㎡しか塗れない。すなわち、約3倍の塗料が必要。

なぜかは知らん。カネライトは木材と比べ、表面がザラザラしていて、表面積が広いせい?

ともかく上記2つの理由により、つい先日まで合板を張る方向でプランを練っていたのだ。

考え直すきっかけ

しかし、転機が訪れた。

1つは先日の台風である。確か5/12頃に台風6号が直撃したと思うのだが、夜中に物凄い強風が吹き荒れていた。

その時点での自分の小屋は、当然カネライトむき出しの状態。

しかし無傷だった。

翌日、5/13(水)に心配になって見に行ったが、本当に台風が直撃したのか怪しいぐらいそのまんまだった。お隣のおばさまにも心配されたが大丈夫だった。

あれ、もしかして……

『このままでもイケるんじゃね?』

自分のハウスは十字に組まれたパネルを使っており、その上からカネライトをはめている。強風など、外部からの力には強い構造なのだ。 

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後はカネライトと木材の接着に、木工用ボンドを使用しているが、これが案外固まってみると丈夫。 

そして2つ目は、『ジェッソ 』という下塗り材の存在である。

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水溶性の白亜下地の材料。今では、さまざまな絵の具メーカーがアクリル絵の具下地材としてアクリルを媒材にして売り出していて、時には描画材として使われることもある。多くの場合薄く何層も塗り重ね、完全に乾燥してから表面に磨きをかけ、鏡面のように平滑にして使用した。リキテックスジェッソは炭酸カルシウムとチタニウムホワイト、アクリルエマルジョン(水とアクリル樹脂)。

カネライトに塗料を直塗りするのは現実的でないと悟り、何か下塗り材(プライマー)が必要という結論に至ったが、そこで試しにジェッソスタイロフォームを購入して実験してみたのだ。

まずスタイロにジェッソを塗ってみると、水性塗料の時とは違い、普通にスムーズに塗れる。最初にこれで塗膜を形成すれば、上から水性塗料を塗れそうだ。

 ちなみにコスプレイヤーの方々も、小道具などはスタイロフォームをカットして作るそうだが、まずジェッソで下塗りしてから塗装するらしい。その方が塗装の仕上がりが良くなる。

そもそもなぜ張らないのか?

こんな小難しいこと考えずとも、最初から素直に張ればいいじゃんよって話なんだが、こだわるのにも一応理由はある。

ハウスの構成部品が増えるごとに、費用がかさむ、メンテナンスの手間も増す、重くなる。だから必要最小限の材料だけで作りたい。

仮に合板を張るとしたら、安い普通のやつだと雨ですぐダメになりそう。しかし鎧張りやらサイディングやらは面倒だし金がかかる。バランスを取って特類耐水合板ってところだが、それでも高いし、重い。

だがそれらにも増して、合板を張りたくない一番の理由はこうだ。

「せっかくカネライトそれ自体に、断熱性、防水性が備わっているのに、わざわざ上から合板を張るのは蛇足ではないか? 贅肉ではないか?」と。

これはカネライトではなく、ネオポールという別の断熱材の話だが、実際に外壁に使用できる断熱材というのも存在する。

アイジースタイルハウスの住宅建築には外断熱材にドイツ生まれの高断熱材"ネオポール"を採用しています

アイジースタイルハウスの住宅建築に採用している外断熱材:ドイツ生まれの高断熱材"ネオポール"。
優れた断熱性能を持っているだけではなく、外壁下地材としても使用できる建築材料です。

「外断熱材なのに、外壁下地材として?」と思われるかもしれません。
この工法は、建築物の外側全体をすっぽりと断熱材で覆い、その上に遮熱塗料で仕上げを行うことで、サイディングなどの外壁材と比べて非常に軽量で、建築物への負担が少ない外壁になり、地震の際に脱落しにくいというメリットもあります。また、外壁に隙間なく外断熱パネル:ネオポールを張ることで、熱が侵入する通り道を塞ぎ、合理的な断熱が可能になります。

ネオポールは『EPS断熱材』というカテゴリーであり、カネライトの『XPS断熱材』とは異なる。

だが大雑把な言い方をすれば、どちらもそこまでは違わない、『発泡スチロール仲間』なので、ネオポールにできるならカネライトにでもできる……かもしれない

強度だけは若干不安だが、この前の台風でも無傷だったし、今更合板を張る必要もないのでは? と思ってしまうのだ。合板には劣るが、カネライトもそれなりに硬い。

むしろ張る必要があるとしたら、外側ではなく内側だろう。

外側に加わる力はせいぜい風ぐらいだが、内側からは自分が転倒したり寝返りをうったりで、致命的なダメージを与えてしまう恐れがある。

やれるだけやってみる

とは言え、普通は合板なりサイディングなり張るのが普通であり、カネライト直塗装というのはイレギュラーなやり方である。いずれ欠陥が発覚するかもしれない。

だがまぁ……とりあえず行ける所までは行ってみようと思う。

だってその気になれば、合板を張るなんざいつだってできるのだから。

カネライト塗装

ジェッソ塗布

5/23(土)、前置きが長くなったが、そんなわけで合板を張らずに直接カネライトを塗装する。

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リキテックス胡粉ジェッソ 硬練りタイプ 4000ml *取寄せ品  9,936円
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  注文小計    9,936円
  送料    600円
  合計金額    10,536円

胡粉入りのタイプを選んだことに深い理由はない。普通のジェッソで十分である。

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ジェッソ塗布終了。

木材部分には塗らず、カネライト部分だけに塗布したが、ジェッソ4000mlでギリギリだった。欲を言えばもう2000mlぐらいは欲しかったが、いかんせん高額なので仕方ない。

水性塗料塗布

ジェッソが乾燥したら(約2~3時間)、水性塗料の塗布に移る。

カタログスペック通りに行かない可能性を考慮し、多めの7リットル缶を購入。木材であれば、ハウスの2倍の面積が塗れるはずの量である。約7,200円。

その辺のホームセンターで買える、ごく普通の多用途水性塗料である。

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ジェッソを使わなかったときと比べ、格段に塗料の伸びが良い。これならほぼカタログスペック通りであり、余裕を持って二度塗りできそうだ。

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途中経過。

まだドアなど、一部箇所が塗れていない状態。

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しかし既に日没時。

この後、投光器を引っ張り出し、夜間作業に突入する。

何とか全ての箇所を塗り終え、塗料を使い切ることができた。

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全塗装工程終了。

塗膜がバッチリ固まっており、強度もプラスされた気がする。

 

Part8に続く

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