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Doer(一日一食でミニマリストで原始仏教徒)

Knowing is not enough; we must apply. Willing is not enough; we must do.

更に井戸を改造

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終わる終わる詐欺

4/13(日)、更に井戸を改造するため、現地に向かう。

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先週の改造で終わりだと思っていたが、ここに来て状況が変わった。

設置トイレをコンポストトイレでなく、普通の水洗トイレにすることにしたのだ。

従って予定よりも水の使用量が増え、井戸の揚水性能を少しでも上げておく必要が生じた。

ピストン交換

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井戸の仕組みはザッとこんな感じだが、要は内部のピストンが水を持ち上げている。

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だが自分の井戸に使われているピストンは木製で、井戸の内径よりも小さく、そのため隙間が生じてしまっている。

長期に渡って使い続け、水を吸わせれば木が膨張して隙間は小さくなるらしいが、それでも完全ではなさそうだ。

そこでピストンをプラスチック製のものに変更する。価格は6,800円。

これなら最初から内径ピッタリのサイズに作られており、隙間が生じない。

そして隙間が生じなければ、一漕ぎあたりの揚水量がアップする。

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まずは木製ピストンを摘出。

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金属棒(ロッド)を外してピストン部交換。左側が木製、右側がプラスチック製。

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井戸に戻した結果がこれ。ピッタリはまって隙間も生じていない。

おかげで挿入時の摩擦抵抗がすごく、力を入れて押し込まなければならなかった。

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ハンドルを上げた状態のままでも、下がってこないぐらいだ。

そして早速試し漕ぎする。

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何これヤベェ……!!

 自分の拙い文章でこの感動が伝わるだろうか?

ハンドルを押し下げた瞬間、明らかに重いのだ。

ググッと体重をかけると、水を持ち上げるダイレクトな重さが伝わってくる。

そして数秒後に、ドドドォーーッ!! という心地よい音の水柱が。

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バケツが満杯になるまで漕いでみたが、これまでの2~3倍の揚水量が確保できた。

水洗トイレを使うとしたら、一日辺りの必要水量は多く見積もって30リットル、つまり写真の15リットルバケツ2杯分。余裕である。

ピストンのわずかな隙間を埋めるだけでここまで性能が上がるとは……その隙間からかなりの水が流れていたんだろうな。

ついでに言えば、木製の時はハンドルを漕ぐたび『ギィコギィコ』と、内壁を擦るような嫌な音がしていたのだが、プラスチックに変えてからはそれもなくなった。

ご近所への騒音問題も解決できて一石二鳥だった。

井戸枠密閉

だが揚水量が上がったことで、新たな問題が浮上した。

10漕ぎもすると、吸水パイプが空気を噛むのだ。

どういうことかと言うと、以前よりも井戸枠内の水位の減少スピードが増したため、吸水パイプの先端よりも水位が下がって空気を吸ってしまう。

そこで、露出している井戸枠に蓋をかぶせ、密閉することにした。

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以前の状態。

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塩ビの異型ソケットを組み合わせたものを井戸枠にかぶせ、その上から吸水パイプを挿し直した。

接合部は取り外しがしやすいようにコンクリートボンドで密閉してある。

こうすることで何が起こるか?

一言で言ってしまえば、水位が下がりにくくなるのだ。

井戸枠内の空気が密閉された状態で水を汲み出すと、汲み出された水の分だけ水位が下がり、それに引っ張られて内部の空気が膨張する。

空気が膨張すると気圧が下がり、元の大きさに戻ろうとする力が生じるから、以前よりも強力に周囲の水を引っ張って、水位の回復速度が増すのだ。

実際にこの状態で試した結果、何度漕いでも吸水パイプが空気を噛まず、水が途切れなくなった。安定してバケツを満杯にできるようになった。

というか、水位が下がるにつれ、空気が収縮しようとする力も増すから、どんどんハンドルが重くなる。パイプが空気を噛むほどには水位を下げられない、と言った方が正しい。

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最終的に、以前とは段違いの性能を得ることができた。

水洗トイレに路線変更したのがきっかけだったが、まさに『必要は発明の母』である。井戸ポンプの組み立て方を間違え、水を出すことにすら四苦八苦していた頃が嘘のようだ。

本当に、素人の身でよくぞここまで練り上げた

自分で自分を褒めたい。

ハンドルを漕ぐのが楽しすぎて、感慨深すぎて涙が滲んでしまった。

あとがき

読者の方から「家庭菜園で月6,000円は節約しようとしないのに、井戸で月1,000円節約するのはおかしくね? 矛盾してね? 普通に上水道入れたほうがコスパ高くね?」という旨のコメントを頂いた。

確かに考えてみればおかしい。

なぜ家庭菜園はNGで、井戸はOKなのか考えた結果、このような結論に至った。

井戸は趣味だ。

要は井戸ポンプを漕ぐのが楽しいから井戸やってるんだろうな、と思う。

手に伝わるハンドルの重さ、ダイレクトに水を汲み上げる感覚、後は毎日の筋トレ効果など、今ここに生きている実感を呼び起こしてくれる井戸が好きなんだろう。

まぁそれ以外にも、いきなり上水道を引いたら負けというか、上水道の設置されていない土地を買った人の参考にならないから井戸を設置した、という理由もあるのだけど。

節約のために井戸を設置したと言ったが、スマン、ありゃぁ嘘だった。

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