読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Doer(一日一食でミニマリストで原始仏教徒)

Knowing is not enough; we must apply. Willing is not enough; we must do.

炭水化物不要論 Part2(完)

健康

f:id:nasunouka:20150225132338j:plain

糖質のもたらす各種疾患

慢性疲労

f:id:nasunouka:20150225134646j:plain

人間が食事を取ると、胃などの内臓器官が消化活動を始めるため、体が重くなり、眠くなります。消化は疲労行為という事です。

ですがそこに糖質が含まれていると、血糖値の上下変動も加わるため、より一層眠くなるのです。

まず糖質が消化分解されると『ブドウ糖』になり、吸収されて血糖値を大幅に上昇させますが、上がりすぎた分は『インスリン』というホルモンの分泌により正常値まで下げられます。

f:id:nasunouka:20150225132604j:plain

ですがこの際、糖質の大量摂取などにより、血糖値が急激に上昇しすぎると、反動でインスリンも大量分泌されてしまいます。『ヤバイ! 早く血糖値下げないと!』って感じですね。

そうなると、血糖値はしばしば正常値よりも更に低い値まで下がってしまい、それが眠気などの疲労感、倦怠感となって現れるのです。

自分も糖質を摂取しないほうが、翌日のまだるっこい感じというか、ボーっとした感じが明らかに少ないです。

更に、血糖値を乱高下させる食生活を日常的に続けていると、体がインスリンを過剰分泌させるクセをつけてしまい、糖質の摂取後にダルくなるという傾向がより顕著になります。

これを『機能性低血糖症』と言います。

慢性的に血糖値が低い状態が続くと、常にボーっとするような慢性疲労はもちろんのこと、血糖不足によるうつ病など、精神病を主とする二次疾患へとも発展します。

f:id:nasunouka:20150225133323j:plain

糖尿病

かの藤原道長も、白米の取りすぎで糖尿病になったと言われていますね。

f:id:nasunouka:20150225133452g:plain

先述したように、糖質より血糖値が上昇するとインスリンが分泌されますが、インスリンを分泌するのは『すい臓』という内臓器官です。

ですが慢性的にインスリンを放出しているような食生活だと、そのうちすい臓も疲弊し、正常な機能を果たせなくなっていきます。

インスリンの出しすぎになってしまうと『低血糖症』になり、逆に出なくなってしまうと『糖尿病(2型)』になります。つまり血糖値が上がりすぎてしまうということです。

正確に言えば、インスリンが正常に出ていても肥満などを原因としてインスリンの働きが悪くなるパターンの2型糖尿病もありますが、インスリンの枯渇でもなるということです。(ちなみに1型糖尿病は先天性のもの)

糖尿病のもたらす具体的症状は有名だと思われるので割愛します。

肥満

f:id:nasunouka:20150225134719j:plain

三大栄養素と呼ばれるもの、すなわち『炭水化物(糖質)』『脂質』『たんぱく質』は、余剰が発生すると最終的にすべて体脂肪となって貯蔵されます。

ですが糖質は、それらの中でも特に体脂肪に変換されやすい栄養素だと言われています。

まず糖質により上昇した血糖はインスリンの働きにより消滅し、それによって血糖値が正常値に戻ります。正確には消滅ではなく、血糖が脂肪に変換されるのです。

ですがそれは言い換えれば、『余剰分は即座に体脂肪行き』ということでもあり、他の脂質やたんぱく質に比べて体脂肪になるスピードが速いと言えます。

詳しいメカニズムについては、長くなるので下記のベストアンサーを参照してください。

脂質と炭水化物ってどっちが太りやすいですか?炭水化物を控えてます。血糖... - Yahoo!知恵袋

ちなみに、ピザも思いっきり糖質ですね。納得。

歯周病

f:id:nasunouka:20150225140258j:plain

なぜ野生動物は歯磨きをしないのか?

動物って歯磨きしないのになんで虫歯にならないんですか?もし虫歯にな... - Yahoo!知恵袋

彼らは糖質を摂らないからです。する必要がないのです。

逆に人間に飼われたペットなどは、糖質を含む餌を与えられます。家畜などもしばしば、トウモロコシを原料とした飼料を与えられます。

すると何が起こるか? 虫歯になるのです。歯周病にもなります。

試しに自分も、糖質を減らした食生活をすると分かったのですが、糖質はすぐ歯垢になって歯にこびりつくんですね。そして歯垢歯周病や虫歯の原因になっていることは言うまでもありません。

ガン

f:id:nasunouka:20150225151401g:plain

ガンは現代病の筆頭に位置する病気です。

ではなぜ『現代病』と言われるように、現代になって増加してしまったのか?

このような現象を考える場合、『じゃあ同時に現代になって急激に増えたもの、もしくは減ったものって何だろう?』と考えると分かりやすいです。特に病気の場合、食生活を疑うのが最も確率が高い。

すなわち、炭水化物の多量摂取です。

「炭水化物を断つ」のではなく、「ブドウ糖を断つ」ということ 【「ブドウ糖の摂取」となる炭水化物食を極力断ち、『短鎖脂肪酸』を多く摂取できる炭水化物食を取る!】 : 癌と食養 ☆★☆ 自然療法による癌治療 ~ Cancer Therapies by Naturopathy

ただ正確に言いますと、炭水化物が原因というよりは、糖質……ブドウ糖が原因との説のようですね。

『炭水化物抜きは危険説』について

f:id:nasunouka:20150225142129j:plain

真相は誰にも分からない

どのような健康法にも、反論はつきものです。そしてどちらが正しいのかは、これからの時の審査を経なければ分からないでしょう。

現に自分も。ここまで散々炭水化物(糖質)不要論を述べてきたにも関わらず、真相は分からないのです。100%正しいと断じることは出来ません。

ただ分かっているのは『自分は糖質をやめて調子が良くなったということ』ただそれだけ。そのことが他人に適用されるかまでは分かりようもない。

ですから最終的には「自分の体で試してみて結論を出す』、それしかないのです。

体が調子良くなったと思えば信じればいいし、悪くなったなら信じなければいい、ただそれだけのことです。このことは糖質不要論に限らず、ありとあらゆる健康法に言えることですが。

ただし、わざわざ自分で人体実験をせずとも、大まかな判断の目安というのは存在します。

それは常に、『歴史に立脚して考える』ということです。

糖質不要論で言うなら『これまでの人類の歴史の中で、最も長い期間採用されていた食事スタイルは何か?』と考えることです。

結論から述べますと、それは『肉食、木の実、野菜、果物』といったものです。穀物などの炭水化物(糖質)は含まれていませんね。果物は糖質ですが、全体的な割合から言えば少量です。

f:id:nasunouka:20150225143440j:plain

我々の祖先である原始人は、数百万年ほど前から存在していたと言われますが、彼らは穀物栽培が始まるまでの長い間、そういった食生活に体を慣らし、進化してきているのです。それに比べれば、我々が穀物を主食とするようになった歴史など、たかが数千年に過ぎません。

原始人は果物ぐらいしか糖質の摂取源がありませんでしたから、上昇した血糖値を下げる機能はあまり発達しませんでした。むしろ飢餓の中でも血糖値を正常に保つため、下がった血糖値を上げる機能の方が発達しています。そしてその仕組みは、現代人にも脈々と受け継がれています。

例えば下がった血糖値を上げるホルモンは『グルカゴン』『アドレナリン』『コルチゾール』『成長ホルモン』など多岐に渡りますが、血糖値を下げるホルモンは『インスリン』の1種類だけです。

これだけ血糖値の上昇が頻繁になった現代においてさえ、インスリン1種類だけでそれらに対応しているわけですから、その分泌源となるすい臓に極端な負担がかかっているのは言うまでもありませんね。

そのように考えると、糖質が人体に適していないという説も、自分にはかなり的を得た理論であるように思われるのです。

ここまでの話に興味を持たれた方は、是非『原始人食』という書籍を手に取ってみてください。また海外では『パレオダイエット』などが有名です。

ただし誤解のないように補足しておきますと、自分は別に『炭水化物食うんじゃねぇ!!』と言っている訳ではありません。

それは完全の個人の自由です。

現実問題、炭水化物ってうまいですし、そう簡単にやめられるものでもないですよね。自分も今は普通に食パン食ってたりしますので。

なぜ自分は玄米を食うか?

ところで、ここまで読まれた方の中には『お前は玄米食ってるじゃねーか!』と憤慨された方もいらっしゃるかもしれません。

自分はこれまでの動画で玄米食をオススメしてきた経緯があり、事実自分も玄米を食っています。その理由についても解説しておきます。

炭水化物は安い

白米やうどんを考えてもらえれば分かりますが、とにかく炭水化物は安いのです! 低所得者には健康も大事ですが、同時にお金もすごく大事なのです。仮に炭水化物をやめ、肉食中心に切り替えたら、我が家のエンゲル係数は大幅に上昇することでしょう。

ではなぜ安いか? 穀物は大量栽培が可能で、安定供給できるからです。

そもそも人類が穀物を食べるようになったのも、そこに『安定した食料供給』という素晴らしいメリットがあったからだと言われています。

各地を放浪し、食料を探す狩猟・採集スタイルは、どうしても日によって収穫量にムラが出ます。定住できないし、食料が得られなければすぐに餓死へと直結します。

ですが穀物を栽培するようになり、人類の数は激増しました。穀物が現代までの人の命を支えてきたのは明白な事実です。

そういった経緯により、今日に至るまでの穀物は、最も手軽に入手できる食物であり続けてきたのです。

生玄米について

もう一点フォローしておきますと、自分が食べている玄米は『生玄米』です。普通に炊いた玄米ご飯ではありません。

お米に含まれている糖質、つまり『デンプン』には2種類あり、『アルファデンプン』と『ベータデンプン』です。ご飯など、熱を加えたデンプンはα化しますが、生米の場合はβ状態のままです。

そしてαデンプンは人間の持つ消化酵素で分解ができ、最終的にブドウ糖にまで分解されるのですが、βデンプンは人間には消化ができません。

その代わり大腸まで運ばれると、そこに生息する細菌叢によって発酵分解され、各種『脂肪酸』へと変換されるのです。すなわち『脂質』です。

自分が食っている生玄米は炭水化物ではありますが、実質的には脂質を摂っているのと変わりない、ということですね。

参考書籍

糖質制限の世界では、このお二方が有名だと思います。

江部 康二

夏井 睦

興味のある方は手にとってみてはいかがでしょう?

(ちなみにリンク先をクリックしても、自分にはアフィ収入は入りません)

広告を非表示にする