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Doer(一日一食でミニマリストで原始仏教徒)

Knowing is not enough; we must apply. Willing is not enough; we must do.

【B.5ライフ】井戸掘り編 Part5.5

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あれから……

前回の手痛い敗北からほどなく、2chのスレにてこんな指摘が。

 「井戸ポンプの組み立て方間違えてね?」

ニコ生を見ていた視聴者の一人が、井戸ポンプの組み立て方がおかしいことに気付いたらしい。それが原因で水が出なかったのでは、とのこと。

気になったので自分も調べてみたが、正しいやり方は、ゴム弁(ライト弁)をポンプ本体と下部金属パーツで挟み込んでから木の板に固定するようだ。

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だが自分が組み立てたポンプはこんな感じ。

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つまり、本来なら木板の上に来るはずの金属パーツが、木板の下側につけられていたのだ。道理でポンプが動作しないわけだ。

 そこで早速、12/3(水)に現地に向かい、正しく組み立て直してみた。

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 今度はちゃんとゴム弁を金属パーツで挟み込んでいる。

更なる壁

さて、ポンプも正常になったことだし、今度こそ水が出るはずだ。

半信半疑ながらも、呼び水を入れてポンプを漕いでみる。

すると以前とは明らかに違う手ごたえがあり、重いハンドルを漕いでいくうち、ポンプの出水口から濁った水が溢れてきた!!

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だが残念なことに、最初こそ水の出は良かったものの、それ以降はポンプ内部に溜まった水が押し上げられず、その場で水をかき混ぜているような状態に。

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ポンプを漕ぐたび水の抵抗は感じるものの、肝心の水位が上がりきらず、出水口まで到達してくれないのだ。ただ前回とは異なり、少なくとも空気を呑み込むだけのスカスカ状態ではない。

あくまで素人の予測ではあるが、『根本的に井戸ポンプのパワーが足りていない』のだと判断。

というのも、自分のポンプは深さ7m程度まで使用可能であり、今回の井戸(6m)なら全く問題ないはずだが、吸水パイプが50mmと、通常の30mmより大幅に太いものを使用していたからだ。

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吸水パイプが太ければ、ポンプが引き上げる水量も増え、水量が増えれば、要求されるポンプパワーも増す。

そのため、本来なら7mまで使用可能のところ、6mでも水を引き上げ切れなかったのだろう。

そこで作戦を変更し、思い切って50mmパイプを20mmパイプへ変更することに。

50mmのときは落下したパイプを包括する形で挿入したが、今度は逆に細いパイプをスキマに差し込む形だ。

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できれば25mmぐらいのパイプが良かったが、落下パイプと干渉して挿入できなかったため、20mmが限界だった。あまり細すぎても逆にポンプを漕ぐのが重くなってしまうが、この際仕方あるまい。出ないよりはマシだ。

そうして改めて、呼び水を投入してポンプを漕ぐ。

最初の水の出が良いのは先と同じ。だがこれは単に、呼び水の分を漕ぎ出しているだけで、問題はこの後も水がコンスタントに出続けるかどうか……。

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結果

20分継続しても水が出続けた。

ただし、最初の数十秒がピークで、それ以降は明らかに水の量が減る。

時間を置いて漕ぎなおせば水の出が復活するが、やっぱりしばらく漕ぐと水量が減り、その際『ヂュルルルル』と、空気と水が混ざって吸い込まれるような音がする。

状況から判断して、恐らく『水の回復速度』の問題だろうと推測。

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上図を見れば分かるように、まず井戸枠パイプにはインパクトドライバーで無数の穴が開けられており、そこから水を吸い込む形である。

だがポンプで水を漕ぎ出していくと、まずは井戸枠内の水位が減少する。

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このように井戸枠内の水位が、吸水パイプで吸い込めるギリギリのラインまで下がってしまうと、空気と水が混ざって吸い込まれることとなり、ヂュルルルルという音が発生する。出る水の量が減るのもこのためだ。

いくら水を漕ぎ出そうと、井戸枠内に水が溜まるスピードが勝っていれば、このような現象は起こらないのだが、インパクトで2mm程度の穴を開けただけでは無理だろう。粒の大きい砂利等の混入を防ぐためなので仕方ないが、このままでは少し漕ぐたびに待ち時間が生じるので、何とかしたいところだ。

吸水パイプ延長

そこで思いついたのが、吸水パイプを延長して、もっと下の方まで挿入することだ。

水の回復速度は如何ともしがたいが、水深を深くできれば、水位が底をつくまでの時間を延ばすことができる。

前回の記事で述べたとおり、井戸枠内に砂が溜まってしまったため、現在地下4.7mまでしか挿入できていないが、その砂さえ取り除ければ、理論値の5.5mまで入るのではなかろうか?

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さっきから散々漕ぎまくった結果、出水口から出る水も泥水から澄んだ水へと変化してきている。既に井戸枠底の砂は減少しているはずだ。

早速吸水パイプを引き抜き、20mmパイプを70cmほど追加した。これでうまく動作すれば、水深はちょうど2mほどになる計算だ。井戸掘りマニュアルで推奨されていた水位である。

試しに延長した吸水パイプを底まで下ろし、地面を叩いてみる。以前に叩いたときは砂の感触しかしなかったが、今度は何やら硬質の物体を叩くような感じがする。

間違いなく、落下した井戸掘り器の先端部分だ! 現に延長した吸水パイプ(約5.5m)が底まで入りきっている。

だがそのままだと、吸水パイプの断面が隠されて水が吸い込みにくそうなので、少しだけ上に持ち上げてからポンプと接続。その状態で改めて漕いでみる。

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泥水パネェ

吸水位置が下がったことで、付近の泥を一気に吸い込んだのだろう。

漕いでいても、水というよりはザラザラとした半粘性の物質をかき混ぜているような重い手応えがある。だが泥を出せば出すほど内部の掃除になると思えば、これほど快感なことはない。

泥水が澄んだ水へと変化するまで、ひたすら継続して漕ぎ続ける。水の出もさっきより良好で、水位が枯渇するまでの時間が明らかに長くなった。これなら十分に実用レベルと言って良いだろう。

そして漕ぐのにも満足したところで、作業中断。後は最後にかつやさんとたーさんを呼び、ニコ生で井戸のお披露目会をすれば完全終了だ。

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お疲れ様でした。

あとがき

私事だが、自分は昔からうっかり体質である。「しっかりしてそうに見えるが実はうっかり」との評価は、別段今に始まったことではない。

現にかつての職場ではうっかり八兵衛というあだ名を付けられたことすらある。

ACアダプタを忘れた件然り、ポンプの組み立てを間違った件然り、少食を始めたり仏教に触れたりで昔よりは大分マシにはなったが、依然として根本的にうっかり体質であることに変わりはない。

別のことを思索しながら作業する癖があるため、きっとそれがミスに繋がっているのだろう。

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